網走は、流氷観光に人気のスポットの一つ!
冬には、全国や海外から流氷を一目見ようと、多くの観光客で賑わいます。
そんな観光客に最も人気なのが、今回紹介する流氷観光砕氷船おーろら!
今回は、景色に重点を置いてレビューすべく、1時間の乗船時間全てをサイドデッキで過ごた様子をご覧ください!
網走流氷観光砕氷船「おーろら」について

流氷観光の代名詞と言えるこの観光船。観光用の砕氷船としては初だそうです。
ベストシーズンには、最大定員450名の大きな船が満席になるほどの乗客を乗せて、私たちを流氷の世界へと連れて行ってくれます。
紋別で運行されている「ガリンコ号」がドリル状のスクリューを回転させて流氷をくだきながら進むのに対し、「おーろら」は、船の重さによって流氷を砕きながら進みます。
全長45メートル、総重量491トンの巨大な観光船が流氷を砕きながら進む様子は迫力満点です。
乗船時間は1時間。最高出力14.3ノット(約時速26キロメートル)もあり、海岸沿いまで流氷が押し寄せていなくても、流氷が押し寄せている場所まで進んでくれるため、流氷体験率も高くなっています。(詳しくは公式サイトをご覧ください。)
料金 | 大人3,500円、小学生1,750円 |
運行 | 1月20日~4月3日までの毎日運行、3月には1日5の運航 見ごろとなる時期の金土日には、サンセットクルージングも運行 |
公式サイトhttps://www.ms-aurora.com/abashiri/
アクセス・流氷砕氷船乗り場
流氷観光砕氷船おーろら乗り場は、道の駅 流氷街道網走の中にあります。
網走バス「あばしり観光施設めぐりバス」で「道の駅 流氷砕氷船のりば」または、女満別空港線で「おーろらターミナル」で下車します。網走駅から5~10分。女満別空港からは40分と、好条件のアクセスです。
休日はもちろん、ベストシーズンには平日でも満席となることもありますので、予約を取るか、早めに行くことをお勧めします。
30分前には乗船することができました。平日であっても、いい席を確保しようと大勢のお客さんが並びますので、狙っている座席がある方は、予約の有無に関わらず早めに列に並ぶことをお勧めします。
サイドデッキ
画像引用:公式サイト
おーろらの客室は、大きく分けて3つ。1階客室、2階客室、展望デッキとなっています。サイドデッキは、1階客室から外に出る仕組みになっています。
なお、客室は暖房が効いており、コーヒーラウンジや売店もあり、とても快適な空間となっています。大半の方は客室で過ごし、流氷が見えるようになってからサイドデッキに出てくるといった様子で、最初からサイドデッキにいる筆者は変わり者な様子。

港では、観光客を楽しませようとしてくれるかのように、カモメたちが元気に遊んでいます。余裕をもって船に乗り込もうとすると出発するまでの時間が長いので、かもめを見ながら時間を過ごすのも悪くないですね。

1時間の船旅の出発です。網走番屋Okhotsk Markの従業員の方々が手を振ってくれました。こういったおもてなしは嬉しいですね。このお店は、砕氷船乗り場から徒歩3分くらいの好アクセスとなっています。

流氷が見えるようになるまで、最高出力14.3ノットというスピードで水しぶきを飛ばしながら駆け抜けてくれます。サイドデッキでは水しぶきを間近で見ることができ、アトラクション感覚で楽しむことができました。(水しぶきがカメラのレンズに飛ぶと、そのまま凍ってしまうので注意が必要です。)
見渡す限り一面の流氷

いよいよ流氷にお目にかかれる時間がやってきました。この日は、出発して10分少々で流氷が見える場所まで到着。人が少なかったサイドデッキも、このころになると大勢の観光客で溢れかえります。譲り合いながらの写真撮影となりました。

まるで、大きな角砂糖を海にばら撒いたかのような一面の流氷が広がります。まるで、日本の光景とは思えないような壮大な景色。
どこにカメラを向けても流氷しか映らないのだからびっくりです。広角レンズを持っていけばよかったと後悔。

この日の気温はマイナス5度。万全の寒さ対策を講じてきましたが、デッキではずっと風を浴びることになるので、かなり体が冷えました。
筆者みたいに変わり者か、写真撮影をメインに考える人以外は、室内メインで時々サイドデッキに出るくらいがいいのかもしれません。
まとめ
今回は、北海道でもオホーツク海岸でしかお目にかかれない大自然を、船のデッキから満喫してきました。
一面に広がる流氷は、ここでしか味わうことのできない素敵な景色です。
ぜひ一度乗船してみてはいかがでしょうか。