某キャンプ系ユーチューバーの影響などもあり、ソロキャンプの人気が高まっています!
自分もソロキャンプを始めたい!という方も多いのでは??
そんなときに気になるのが道具(ギア)にかかる費用ですよね?
長く続けるかわからないから、まずは安い費用で始めたいと思う人も多いハズ!
そんな方に朗報です!
多少荷物が多くなってもいいので家にあるものを活用したり、必要に応じて欲しくなったら後から買い足すという方法を取れば、初期費用4万円からでもソロキャンプを始めることができちゃいます!
(この記事は、安くキャンプを始めるためなら荷物が多くなっても全く構わないという前提で書いています。荷物が多くなるのが嫌という方にも参考になる記事にはなっていると思いますが、その場合は5万円くらいは必要になってくるかと思いますのでご理解ください。)
先に結論!
筆者が思う、安すぎない方が良い物、安くていいけど必要なものをまとめてみました!!
安すぎない方がいい物
・テント
・カセットコンロorシングルバーナー(+ガスボンベ)
・(冬の場合のみ)寝具
必要だけど安くてもいい物
・グランドシート(テントの下に敷くもの、ブルーシートで十分)
・イス
・寝袋・寝袋の下に敷くマット(→布団でもOK)
・テーブル
・クーラーボックス、保冷剤・ランタン
・調理器具(家から持って行ってもOK)
・食器(紙皿等でも可)
・ペグハンマー
・蚊取り線香
・洗面用具等
なくてもいいけどあった方が良いもの
・ウォータージャグ
・塵取り
・(キャノピー付きのテントの場合)キャノピー用のポール
必要になる可能性は高いけど、後で買えばいい物
・焚火台
・タープ
・コットや高いマット
初期費用にお金をかける派?かけない派?

キャンプに限らず、趣味の世界は初期費用にお金をかける派とかけない派の2種類の人間に分かれると思います。
お金をかける派の意見としては、
・「どうせ後から新しいものを買うんだから一緒だよ!」
・「高いものを買いなおすなら安物買いの銭失いになってしまう!」
という意見です。
これも、立派な意見だと思います。
ですが、筆者の考えは、
「基本的には初期費用は最低限にして、欲しくなったら後から買い足せばOK!ただし、安全性や居住性に影響があるものはケチりすぎない」
という考えです。
というのも、キャンプの楽しみ方は人それぞれで、
「キャンプは不便を楽しむものだ。焚火以外の調理は邪道だ!」
という人もいれば、
「キャンプは自然に囲まれてのんびりするものだ。なるべく楽をすべきだ!」
という人もいます。
ですが、キャンプを何度かやらないと自分のスタイルが確立できません。
例えば、筆者は焚火で調理を楽しむつもりで焚火台を購入しましたが、煙臭くなるのが嫌なのと、火力調整がしやすいコンロが最強だと感じるようになってしまい、焚火台が不要になってしまいました。
このように、自分のキャンプスタイルが出来上がる前に道具を揃えてしまうと、買ったのに使わなくなったり、自分に必要のないハイスペックなものを買ってしまったりしてお金を無駄に使ってしまうリスクがあります!
逆に、キャンプをしていくうちに欲しくなって買ったものは本当に欲しいものですので、無駄にするリスクも低いですし、ありがた味を感じながら大切に使うことができます。
そのため、最低限の道具を安く買いそろえて欲しいものが出来てから随時買い足すのがベストだと思っています!
また、安いものを購入した後に高価なものを買いなおしたとしても、たまに友達と行ったりするときや、同時進行で料理する用のサブとして役に立ちますので、安物買いの銭失いになることも少ないでしょう
ただし、冒頭でも言ったように安すぎない方がいいものもありますので、価格と一緒に見ていきましょう!
テント:2万円くらい
テントですが、なるべくコスパの良い物を購入したい筆者でも、極端に安価なものは避けて、2万円程度の物を購入しました。
安すぎるものを避ける理由はこれです!
・テントが急に壊れたらキャンプすらできなくなる
・雨漏・暑さ・結露は快適な睡眠に影響する
・テントは買い足すのが面倒
・キャノピー付きならタープがなくてもそこそこ快適だから
テントが急に壊れたらキャンプすらできなくなる
これは、凄く当たり前のようですが、重要なことです。
テントを立てる上で、ポールが必要ですが、これが折れたりするとテント自体が組み立てられなくなるおそれがあります。
その場合、せっかくキャンプ場に来たのにキャンプできないなんてこともあるので、最低限壊れにくものを選ぶべきです。
購入する場合は、インターネット等でのレビューを見るようにしましょう。
雨漏・暑さ・結露は快適な睡眠に影響する

これも重要なところです。
一般的なドームテントに使用されるポリエステルの耐水圧は安価なものでも1500mm程度はあり、よほどの暴風雨でもない限り雨水を通すことはないと思いますが、縫い目から雨漏りすることがあります。
これは、生地は水を通さなくても、生地と生地の間から水が通り抜ける可能性があるからです。
また、ベンチレーションと言って、テントの上部に空気を通すためのものがないと、結露したり、熱が逃げなくて蒸し暑い夜を過ごさなくていけなくなり、せっかくのキャンプが辛いものになってしまいます。
また、フライシートといって、テントの上から被せるシートがあると、結露の防止にもなります。
筆者の経験上、キャンプを続けたくなるかどうかに、睡眠が十分にとれるかどうかという要素が重要になってきますので、このあたりの機能はあった方が良いのかなと思っています。
テントは買い足すのが面倒
これも理由の一つです。
イスやクッカーみたいに安いものは最悪買い直せばいいですが、テントはそう簡単にいきませんよね。
目的があって複数テントを使い分ける場合はいいのですが、いらないテントを1つ持っていても無駄なものになってしまいます。そのため、テントに限っては安物買いの銭失いにならないテント選びが重要になってきます。
キャノピー付きならタープがなくてもそこそこ快適だから
これはかなり重要なポイントです。
キャンプをするようになってキャンプ場に行ってみると、タープを持っている人が多いことに気付きます
タープとは、下の写真のようなもので、雨や日差しから守ってくれるほか、プライベート感を演出することができ、キャンプの快適性を向上させるのに重要です。

ソロキャンプでもあるに越したことがないですし、ソロキャンプがメインの筆者も所有しているものです。
しかし、必ずタープが必要かと聞かれれば、答えはNOです。
下の写真のようなキャノピー付きのテントがあれば、タープの代わりとして使用することが可能です。

雨と風が強ければキャノピーがあっても濡れますし、日光の角度によっては日差しを浴びることにはあるため、
完全なタープの代用品とまではいきませんが、あるのとないのでは雲泥の差です。
過ごしやすさはもちろんのこと、プライベート感や安心感が段違いです!
キャンプを長く続けていればタープが欲しくなるとは思いますが、タープって様々なサイズや形のものがあるので、結構選ぶのが難しいんですよね。
キャンプ経験が浅い状態でタープを選んで失敗するよりも、キャンプを何度か経験してキャンプスタイルが出来上がってからタープを選んだ方が失敗をしなくて済むと思うので、しばらくはキャノピー付きのテントでキャンプをするのが一番なのかなと思います。
オススメはコールマンのツーリングドーム
ここで、一応筆者のオススメを紹介しておきます。
コールマンの、
ツーリングドームLX(2~3人用)
または
ツーリングドームST(1~2人用)
です。
これは、有名キャンプ系ユーチューバーも使用する人気商品で、かなり王道の商品です。
筆者が必要と言った、キャノピー、ベンチレーション、フライシートはもちろん付いており、有名メーカーなので安心!
初心者から上級者まで使いこなせるベストセラー商品です!
また、価格も2万円弱くらいなので、安くはないですが初心者でも手が出せる価格かと思います。
タープが不要だと思えば値段以上の価値もありますからね。
(このテントを購入しても、工夫次第で4万円でキャンプ開始は可能です。)
ちなみに、筆者が最初に購入したのは、ツーリングドームLXです。
2~3人用とありますが、荷物を入れればソロでもちょうどいいサイズで、2人でも荷物を入れるとそんなに余裕はなく、大人3人だとかなり狭いと思います。
人気商品で多くのレビューがあるので、選ぶ際は色んな人のブログとか動画を見てみるといいでしょう。
※キャノピー付きのテントを購入する場合、ポールは付属しない場合が多いので別途購入しましょう。タープみたいに重たくないので、2本で1,500~2,000円程度の安価なポールで十分です。
カセットコンロorシングルバーナー:5,000~10,000円

つづいて、調理に必要な加熱器具です。
え?キャンプって焚火じゃないの?
って思う人もいると思います
確かに、焚火を使った料理の方がより自然を感じられますが、キャンプ初心者が一つだけ買うならカセットコンロかシングルバーナーをおススメします。
理由としては、
・火起こし、火の調節が簡単
・後始末も簡単
・雨の日でもOK
・臭くならないし、目も痛くならない
が挙げられます。
焚火だと、火をつけて火を大きくするのも時間がかかりますし、火の調節も難しいので、BBQみたいな常に強火でOKな料理ならともかく、火加減が重要な料理は作るのが大変です。
また、服も臭くなってしまいます。
また、燃えやすいタープやテントのキャノピーの下での焚火は推奨されないので、強い雨の日は調理が困難になってしまいます。
一方、カセットコンロなどであれば、ガス缶を設置すれば2秒で点火でき、火加減もつまみを回して調整するだけですので、初心者でも簡単です!
もちろん雨の日も使用可能!
また、キャンプ上級者で焚火派の人あっても、朝から火をおこすのは面倒ですし、雨の日などのことも考え、コンロorバーナーとの併用をしている人が多いと思います。
そのため、費用を抑えたい場合はカセットコンロかシングルバーナーのどちらかを購入し、必要になったら焚火台を購入すればいいでしょう。
(もちろん、焚火は必須だという方は焚火台は購入してもいいですが、その場合もサブでカセットコンロや固形燃料と固形燃料用の台(ストーブ)など、他の加熱器具も用意しましょう)
また、安すぎるものだと
・風邪に弱い
・安全性に不安がある
というものもありますので、極端に安いものは避けた方が無難でしょう。
ちなみに、筆者は、
イワタニの「タフまるジュニア」というカセットコンロと、「ジュニアコンパクトバーナー」というシングルバーナーを使用しています。
どちらも、風防という風から火を守る機構があるので、快適に使用できます。
ちなみに、カセットコンロの方が大きい調理器具との相性がいいので、迷ったらカセットコンロの方が無難だと思います。
(特に、家から調理器具を持っていく場合は、シングルバーナーだと大きい鍋やフライパンが乗らないので、コンロの方がいいでしょう)
寝袋:2,000~5,000円(掛け布団でも可)

寝袋は、冬や秋の終わりなどの寒い季節であれば命の危険があるので安価なものは避けるのが無難で、最低でも1万円くらいは出す覚悟が必要ですが、
夏であれば、正直なんでもいいです。
荷物が多くてもいいなら、家から布団をもって行ってもいいと思います。
筆者も、最初は家から布団を持って行っていました。
正直、運ぶのは大変ですが、コンパクトカーでも全く問題なく必要なものを積み込むことが可能でした。
マット:1,500円~(敷布団でも可)

安すぎるマットだと背中が痛くて眠れない可能性があるので、安すぎない方が良いと思います。
銀マットを購入する場合は、最低でも15mmくらいの物の方が無難かと思います。
ただ、布団でも代用可なので、安くてもいいものの項目に入れました。
下手に安い銀マットを購入するよりも、布団を持っていったほうが寝心地はいいと思います。
また、安いマットを使用する場合は、砂利とか土のキャンプ場だと背中が痛すぎて眠れないことがあると思いますので、なるべく芝生のキャンプ場を選ぶようにするといいでしょう。
クーラーボックス 2,000円~
クーラーボックスは、結構判断が難しいですね。
価格が高い物の方が圧倒的に保冷力がありますので、夏キャンプであれば高価なものの方が安全だと思います。
ただし、ソロであれば15~20Lくらいの小さい物で問題なく、キャンプ用品メーカーでも2,000円程度の物も販売しており、午後からのキャンプで夕食まで食材が痛まなければいいという場合であれば、比較的手ごろなものでも十分対応可能なので、安くてもいい物の項目に入れました。
高価なものよりは保冷力は劣るため、夏場で遠方のキャンプ場に行く場合は、はなるべくキャンプ場の近くのスーパーなどで調達するように心掛けましょう。
また、保冷材もお忘れなく。
既に家の冷凍庫に保冷剤があるならそれでいいですが、わざわざ購入するならアウトドア向けの物が千円台くらいでありますので、それを購入しましょう。
リンクを張りましたが、コールマンのクーラーボックスであれば、手頃な価格でそこそこの保冷力があります。
調理器具:3,500円~(家から持っていけばメスティン代500円のみ)

キャンプで調理をするためには、当然調理器具が必要で、キャンプ向けのクッカーセットといったものも、安いもので3,000円くらいから購入できます。
また、ご飯を炊くために必要なメスティンという道具も必要ですが、ダイソーで500円で購入可能です。
小さくて運びやすくて便利なのですが、初期費用を押さえたいなら家から鍋やフライパンを持って行ってもいいでしょう。
ただし、シングルバーナーだと大きい調理器具は乗せられないですし、焚火だとススで真っ黒になってしまうので、家からフライパンや鍋を持っていく場合は、カセットコンロにしましょう。
イス:2,000円~
イスは、高価なものであれば快適に過ごせますし、お洒落なものも多いですが、
比較的手ごろな、レジャー向けの折り畳みチェアか、模倣品のお洒落なイスでも十分です。
低価格な商品でも、それなりに快適でどこの製品を買っても大差はないと思うので、あまり神経質にならなくてもいいと思います。(もちろん高価なものの方が快適ですが)
グランドシート:ブルーシートで代用すれば1,000円以下
テントを設営する際に、テントに穴が開いたりしないようにテントの下に敷くグランドシートが必要となります。
純正のグランドシートであればお洒落でサイズもピッタリですが、ある程度の厚さがあって水を通さなければ問題ないので、ブルーシートで代用可能です。
あまり薄いとテントに穴が開いたりする危険があるので、#3000くらいのものを選びましょう。
また、「ブルーシートはカッコ悪いよ!」と思う方は、銀色のシルバーシートなどもあります。
シルバーシートと言っても、お年寄りが座る座席じゃないですよ。
上記の商品は、ツーリングドームLX用に購入したものです。サイズがテントより大きいですが、折り込んで使用すれば問題ありません。
合計金額
ちなみに、筆者が実際に使用したことがあるもので、最低限必要なものを選出するとこのような価格です。
・テント 19,800円
・キャノピー用ポール 1,400円
・カセットコンロ 7,400円
・ガスボンベ(3本) 300円
・グランドシート(シルバーシート) 500円
・イス 2,500円
・寝具 →布団を持っていけば 0円
・テーブル DIYで作ったので 0円
・クーラーボックス 2,000円
・保冷剤 1,400円
・ランタン 2,000円
・調理器具 →メスティン以外持参 500円
・食器(100均) 1,000円
・ペグハンマー 110円
・蚊取り線香 220円
・洗面用具等 300円
・ウォータージャグ 330円
・塵取り 110円
合計39,870円 です。
テーブルを自作したので筆者は0円でしたが、安い物であれば1,500円程度から購入可能ですので、およそ40,000円くらいで最低限必要なものは購入可能かと思います。
レジャー用のイスやカセットコンロなどが家にあればそれを持っていけばさらに費用は抑えられるでしょう。
荷物を極力減らすために、寝袋とマット、クッカーを購入しても、5万円台くらいでキャンプを始めることは可能だと思います。
このように、工夫次第でソロキャンプの初期費用は安く抑えることが可能です。
キャンプを何度かするようになれば、必要なものを買い足す必要は出てきますが、まずは、安い費用でキャンプを始めたいという人にはオススメです!
ぜひ、キャンプを始めてみてはいかがでしょうか