途中下車・一人旅にも!源兵衛川を歩いて湧水の町を知る~三島駅~

源兵衛川 静岡県東部

三島駅から歩いて旅する企画の第2弾!

第1弾で三嶋大社と周辺グルメを堪能してきましたが、
実は、三島の魅力は三嶋大社以外だけじゃないんです!

富士山のふもとにある三島市では富士山の伏流水が豊富で、水の町としても知られています。

今回は、その代表格!源兵衛川を歩いてきました!

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街中がせせらぎ

三島市は、富士山の南東に位置する市で、水の都として知られています

これには長い歴史があり、古くは約1万年前の富士山の噴火までさかのぼります。その噴火では大量の溶岩流が約40キkmも流れ下り、三島や長泉町・清水町まで流れてきました。

三島溶岩流と呼ばれるその溶岩流は、現在も富士山の地下に溶岩流の層として残っています。溶岩流は水を通しやすいので、富士山に降った雨や雪解け水が地下にある溶岩流の層を10~20年ほどの長い年月をかけてゆっくりと伏流水として三島まで流れてきているのです。

その伏流水が三島周辺で湧き出しているため、水が豊かな場所となっており、三島市では、「街中がせせらぎ」事業により、三島の街をアピールしています。

そのせせらぎの一つが源兵衛川です。

源兵衛川(げんべえがわ)とは

長い年月をかけて流れてきた富士山の伏流水の一部は、三島駅中心部にある寿楽園に湧き出します。その水は源兵衛川という川となり、1.5キロほど南の中郷温水池まで流れています。

源兵衛川は古くから農業用水路として使用されてきましたが、地域に溶け込んだ清澄な水であることから、平成名水百選に指定されました。

この源兵衛川沿いは散策路が整備されており、三島駅からも近いことから、気軽に散策することができます

三島駅

三島駅

第1弾に引き続き、三島駅がスタート地点です。

白滝公園

三島駅から南に向かって5分ほど歩くと、左手に白滝公園という公園があります。

こちらも、三島溶岩流を通って出てくる湧水のひとつです。この公園の反対側には、市立公園の楽寿園があり、こちらから湧水として湧き出た水が源兵衛川となっています。

小浜の道

楽寿園や白滝公園のある交差点を過ぎ、右手にある小さい道へ曲がり、静かな通りを歩きます。かつて、三嶋大社の神官が、例祭の前に楽寿園の敷地内にある小浜池で禊(みそぎ)をしたことから、この名前がついたそうです。

この小浜のみちの途中から源兵衛川の散策ルートが始まります。三島駅を出発してから7分ほどです。

スタート

とても静かで綺麗な川です。平成の名水百選に選ばれるのも納得です。

飛び石とオランダガイソウ

水辺にはオランダカイウが白い花を咲かしています。川の中に飛び石が敷かれ、名水を近くに感じながら散策することができます。飛び石を楽しく渡ることができるので、子どもたちでも楽しく散策できるでしょう。

子どもの遊び場

源兵衛川

このあたりは子どもたちの遊び場となっており、休日はたくさんの家族連れで賑わいます。駅や三嶋大社からも近いので、家族でここで休憩もよさそうですね。ここまで歩いて5分少々です。本格的な散策は難しい方でも、三嶋大社に行く途中でこの5分だけでも散策してみると面白いでしょう。

蓮馨寺(れんけいじ)

蓮馨寺(れんけいじ)

さらに南下し、蓮馨寺という浄土宗のお寺の前を通ります。このあたりは、散策コースが右へ左へと複雑なルートとなるので、案内を見落とさないようにしましょう。

dilettante cafe(ディレッタントカフェ)

さらに南下し、伊豆箱根鉄道の踏切を渡ってすぐに川におります。すると、右手になにやらテラスのようなものを発見。

こちらは、dilettante cafe(ディレッタントカフェ)というカフェレストランで、源兵衛川のせせらぎを感じながら食事をとることができるそう。

まとめ

いかがだたでしょうか。三島市でせせらぎを感じる源兵衛川を紹介しました。

せせらぎルートはさらに南に続き、高木類や鳥などの自然が多く残っている水の苑緑地や、ため池百選に選ばれる、自然豊かな中郷温水池(なかざとおんすいち)などがあります。

今回紹介した場所までなら、三嶋大社に行く前に気軽に立ち寄ることができ、ちょっとした気分転換ができちゃいます!

三島に行く方は、ぜひ水の都「三島」を楽しんでください。

中郷温水池
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