【作例あり】広角ズームレンズは旅行スナップに最適か?M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6レビュー

カメラ

こんにちは!
たびとる管理人です!

普段は旅行ブログを運営しており、オリンパスのOM-D E-M5Mark2片手に旅をしながら観光地のリポート記事を掲載しています!

旅行先の広大な景色を一枚の写真に収めるためには広角レンズが必須!

ということで、遅まきながら広角ズームレンズを購入してまいりました!

その名もM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6です!

今回は、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6のレビューを兼ねて、
広角ズームレンズが旅行スナップ用として使えるのかを検証してみました!

ポイント
・風景写真、建物、室内など、広角レンズが使える場面は多い
・テレ端も駆使すれば写真の幅は広がるので、意外と広角ズームレンズは使い勝手が良い
・M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6は、小さくて使いやすい

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6の購入を考える方はもちろん、同じくらいの画角の広角ズームレンズの購入を視野に入れている方にもおススメの記事です。ちなみに、35mm換算の画角は18-36mmとなります。

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今回使用したレンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラに対応した広角ズームレンズ

焦点距離9-18mm(35mm換算で18-36mm)の画角となっています。

同じオリンパスからは、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROという高級広角ズームレンズも販売されており、こちらが35mm換算で14-28mmを実現していることを考えると見劣りするように感じるかもしれません。

しかし、あくまで旅行のお供に持っていくレンズとしてはM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6サイズも小さく、画角も扱いやすいのでこちらの方が良いのではないかと感じました。(細かい理由などは後ほど説明します。)

しかも、お値段が安い!

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは定価が税込み20万円を超えるのに対し、こちらは税抜き71,000円。インターネット通販であれば6万円以下で購入可能ですので、手が出しやすい価格帯でははないでしょうか。

サイズ感・使用方法

実際にカメラに装着するとこのようになります。

広角レンズといえば大きくて重いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、そのイメージを覆すほどの小さなサイズ感

パット見だと、単焦点レンズではないかと見間違えるくらい。

ミラーレスカメラの小柄なボディーにもピッタリ似合います!

写真撮影のためだけの旅行であれば大きくて重いレンズでもいいのですが、旅行をメインに考えるのであれば、大きなレンズを持っていくのは苦痛です。
せっかくのシャッターチャンスを逃す危険もあります。

しかし、このレンズであれば気兼ねなく旅行に持っていくことができるので、旅行先の美しい景色を簡単に写真に写すことができます。

【参考】サイズ比較

<M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO>
長さ105.8mm 重さ534g

<M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6>
長さ49.5mm、重さ155g

レンズの使い方

このレンズは、小ささを実現するために沈胴式を採用しています。

使用する際には、画角を調節するときと同じ感覚でズームリングを回すと、レンズが伸びてきて使用可能になります。

収納するときは、UNLOCKを手前に引っ張りながらズームリングを回すと収納することができます。

見た目はちょっとカッコ悪くなりますが、持ち運びを考えれば仕方ないと割り切りましょう!

広角ズームレンズを持って旅行に行ってきた

さて、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6のレビューと広角ズームが旅スナップに使えるのかという検証を兼ねて、静岡県の伊東に行ってきました!

焦点距離による画角の違い

35ミリ換算18mmと36mmの焦点距離による画角の違いを見てみましょう。
(画像をクリックすると拡大されます。)

まずは、海を撮影したもの。

その差は歴然で、36mm相当では写らなかった手前の大きな石ころが、18mm相当では写っており、より広い範囲が映っていることがわかると思います。

36mm相当の画角は62°ですが、18mm相当であれば100°という広い範囲を写すことができるので、その差がこのような違いを生み出しています。

逆に、景色の一部を切り取りたいのであれば36mmで撮影するといいでしょう。

次に、吊橋を撮影したものです。(画像をクリックすると拡大されます。)
18mm相当の方が、吊橋の手前の方まで写っており、遠近感が誇張されています。

この遠近感の誇張が広角レンズの特徴の一つであり、迫力のある写真を撮影することができます!
なかなか面白いですよね?

場合によってはこの遠近感の誇張が悪い方向に働くこともあるので、その場合はやや標準よりで撮影しましょう。

風景写真・景色の撮影

焦点距離18mm(35ミリ換算)

一般的に広角レンズが必要と言われるのは風景写真です。こちらは伊東の大室山からの景色を撮影したものですが、18mm(35ミリ換算)であれば100°の画角を実現できるので、大室山の大きな火口や伊豆高原、相模湾までの広大な景色を一枚の写真に収めることができました

これこそが広角レンズの醍醐味でしょう。

14mm相当のレンズであればさらに広い範囲を撮影することができるのでしょうが、この小さなレンズでここまで撮影できるのであれば十分満足です。

焦点距離18mm(35ミリ換算)

つぎに、吊橋から撮影した海の写真です。こちらは、景色を広く映すのを目的としたわけではなく、広角レンズにより遠近感を表現するために使用しました。

そのおかげで、迫力満点の吊橋を撮影することができました!

建物の撮影

焦点距離18mm(35ミリ換算)

観光地に行くと迫力満点の建物や建築物が多くあるのですが、写真に収めようとすると、なかなか画角に収まりきらなくて大変です。

かといって、写真を撮るために遠くまで離れるのも面倒ですよね。

そんなときに役に立つのが広角レンズです。

この灯台の高さは15メートルほどですが、10メートルほど離れた場所からでも問題なく画角に収めることができました。

つぎに、神社の鳥居を撮影しました!(画像をクリックすると拡大されます。)
有名な神社って、鳥居が大きくて迫力満点なのですが、写真を撮ろうとすると画角に収まりきらなくて苦労するんですよね。

1枚目は標準ズームレンズで撮影しましたが、やっぱり収まりません。
2枚目は広角ズームレンズで撮影したもの。若干右上が欠けてしまってはいますが、十分収まったと言っていいでしょう。

24mmと18mmでもこれだけ大きな差があるので、広角ズームレンズがいかに素晴らしいかがわかります!

料理・食べ物の撮影

焦点距離22mm(35ミリ換算)

次に、料理の写真です。

観光地で出てくる料理っておかずの数が多くて写真に納まりきらないこともありますが、
メインとお吸い物、お漬物まで写した上に、周りまで写すことができています。

焦点距離36mm(35ミリ換算)

そして、こちらがテレ端の36mm(35ミリ換算)で撮影した料理です。

36mmであれば、ある程度切り取ることができるので、少しお洒落な感じに撮影することもできます。(丼ではなくお吸い物にピントが合っているのは許してください。)

これは、テレ端が36mmであるM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6の特権ですね。

焦点距離36mm(35ミリ換算)

これは、同じ日に商店街で食べ歩きをしたときに撮影しました。このレンズであればこのような写真も撮影可能です。もう少し画角の広い広角ズームでは他のものも写ってしまいますので、撮影が難しくなってしまいます。

室内の撮影

焦点距離18mm(35ミリ換算)

そして、風景・建物以外で広角レンズが役に立つのが室内の撮影

室内での撮影って、意外と全体がうまく写らなくて困ることが多いのですが、18mm(35ミリ換算)であれば、このように室内を広く撮影することが可能です。

また、遠近感も表現できるので、より室内が広く感じるような写真に仕上がります。

この写真は東海館という昔の旅館を文化施設として見学できるものですが、旅館やホテルの部屋も同様に広く撮影することができるので、思い出の記録に最適でしょう。

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6レビュー

さて、画角以外のM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6レビューもしていきます。

ボケについて

焦点距離36mm(35ミリ換算)

このレンズの欠点を上げるとしたら、F値が4.5-5.6と暗いことでしょう。

そのため、夜や暗い場所での撮影で苦労することはあるかもしれません。

オリンパスのカメラは手振れ補正に力を入れており、筆者が所有するOM-D E–M5 Mark2では5段分の手振れ補正が付いているのでシャッター速度が遅くなることによる手振れは気にならないことが多いのですが、暗い場所で動くものを撮影する場合は被写体ブレに注意しましょう。

また、元々マイクロフォーサーズ規格でボケにくいというのもあり、背景がとろけるようなボケは難しいと考えていいでしょう。

ちなみに、テレ端で頑張ってみた写真が上の写真です。

ある程度はボケるといったところでしょうか。

レンズの性能について

手頃なレンズということで、高級レンズと比較すると光学性能は劣るのが一般論として挙げられますが、私のレベルでは特に違いは分かりませんでした

同じ条件で撮影して拡大すれば違いは分かるのかもしれませんが、少なくとも旅スナップ用としては十分な写りでした。

また、フレアやゴーストについてですが、500枚ほど撮影して、フレアやゴーストが気になった写真は数枚程度でした。しかも、フードは使用していない状態ですので、フードを使用していればさらにマシだったと思います。

ということで、こちらは十分許容範囲でしょう。

使用感について

使用感については概ね満足です。

まず、サイズ感は一切の不満なし

まるで単焦点レンズかのようなサイズ感は持ち運びに便利で、荷物の多い旅行でも全く苦にならずに運べます
また、重さも軽いため、長時間首から下げていても首や肩が疲れることがありませんでした。

また、沈胴式ということで開け閉めが面倒ではないかというのが心配でしたが、こちらも問題なし。
使用する際にはズームレンズを回すだけでいいので、ほとんど時間のロスはありません。
収納の際にはロック路解除する必要はありますが、それでも慣れてしまえば3秒ほどで収納できますので、とくに煩わしさは感じません

また、広角レンズには出目金レンズで保護フィルターが装着できないものも多いですが、このレンズは52mmの保護フィルターが装着可能ですので、レンズを傷つけてしまう心配もなく安心です。

ただし、フィルターによって写真の四隅にフィルターが映り込んでしまう(いわゆるケラレ)のが心配でしたので、薄いフィルターを装着する必要はあります。

↓↓こちらのフィルターであれば広角端でもケラレることなく撮影できましたので、おススメです!

検証結果

今回の撮影旅行を終えてみて、広角ズームレンズであっても、ある程度テレ端の画角が狭いものであれば、幅広い写真の撮影が可能であることがわかりました。

もちろん、広角側での景色や建物などの撮影でのメリットは言うまでもありません。

ちなみに、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6で撮影した写真を使用した記事も出来上がりましたので、作例をもっと見たい方はリンクをクリックしてください。(別ウインドウで開きます。)
景色以外でも様々な写真が撮影できることがわかると思います。

【絶景】城ヶ崎海岸をハイキング!吊橋は意外と怖くない!伊東の観光スポット

【絶景】大室山を一周しよう!大室山リフトで伊豆高原を眺める360°ビュー

【伊東温泉】伊東駅からの散策モデルコース~歩いて行ける観光地

(3つ目の記事は、料理の写真とライトアップの写真のみ他のレンズで撮影しました。それ以外は全てこちらのレンズで撮影したものです。)

まとめ

いかがでしたか?

風景に建物に料理に使い勝手のいい広角ズームレンズがあれば、旅行での写真撮影が楽しくなること間違いなし!

ぜひ、広角ズームレンズを持って旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?

※家電量販店だと値段が高かったり品ぞろえが悪かったりしますので、インターネット通販での購入がオススメです!
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