富士山とフルマラソン完走はどっちがキツイ?筋肉痛・疲労・高山病は?

富士山山頂 雑記
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富士登山とフルマラソン。どちらも人生で一度はチャレンジしてみたいと思っている方も多いかと思います!
一応両方チャレンジしたことのある筆者の個人的な比較をお伝えしたいと思います。

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前提

当時のスペック

・20台後半
・ランニング歴 1年
・登山 たまにハイキングに行く程度

コース
・富士山:2回登頂
 1回目:富士宮口5合目(標高約2400m)スタート(最高峰3776mまで)
 2回目:須走口5合目(標高約2000m)スタート。(最高峰+お鉢めぐりあり)
     いずれも日帰り

※富士山1回目は記憶も少なく、データもないので、2回目メインでお話をします。

・フルマラソン:多少アップダウンのある冬場のレース
 ※特定を避けたいので、マラソンの大会名は伏せておきます。

結論

高山病さえなければ圧倒的にフルマラソンの方が辛い

繰り返しになりますが、筆者の個人的な感想となります。
一つずつ見ていきます。

所要時間

富士山>>フルマラソン

筆者の場合、富士山は9時間30分フルマラソンは4時間50分でした。

富士山は、標準タイムよりは少し早めなのですが、高低差の低い富士宮口や吉田口からの登頂であったり、お鉢めぐりなしであればもう少し時間は減ってくると思います。

ちなみに、最も利用者の多い山梨県側の吉田口からですと、標準的には10時間かかると言われています。

フルマラソンの平均記録は男性で4時間半程度だそうです。

フルマラソンは、レベルが高くなってくれば時間は短くなってくると思いますが、富士山の場合、体力がある方でも高山病のリスクがあるため、フルマラソンと比較すると時間短縮効果は薄いでしょう。

そのため、時間の面では、富士山の方が圧倒的に大変でしょう。

疲労感

フルマラソン>>富士山

フルマラソンの方が圧倒的に疲労感を覚えました。

富士山のときも疲労感はあったものの、車まで戻ったらすぐにストレッチをして着替えて、高速道路を運転して問題なく帰って来れた記憶があります。夕食もたらふく食べられました。

フルマラソンのときは電車で行きましたが、感想直後は完全に無気力でした。運動した後は大量にご飯を食べる筆者ですが、帰りの電車では普通サイズのお弁当でちょうどよかったくらいです。

しかし、スポーツ用のスマートウォッチのボディーバッテリー(体力の残ゲージのようなもの)を比較すると、フルマラソンは5%、富士山に登った日は6%と、意外と違いはありませんでした。

消費カロリー

富士山≒フルマラソン

キツさとは直接関係ありませんが、参考に消費カロリーを紹介します。

小柄な筆者の場合ですが、
富士山は2,200キロカロリー、フルマラソンは2,400キロカロリーでした。

数字だけ見ると僅差でフルマラソンの方が多いといったところですが、5時間弱で2400キロカロリーと、9時間30分で2,400キロカロリーなので、時間当たりで考えれば、明らかにフルマラソンの方が消費していますね。

筋肉痛

フルマラソン>>>>>富士山

一番違いがあったのは、筋肉痛でした。

富士山のときも翌日の筋肉痛はありましたが、翌日は出勤してある程度は歩けるレベルでした。(仕事中に小走りしてふくらはぎを攣りましたが)

フルマラソンのときは、歩けないことを想定して翌日の仕事は有給休暇を申請していましたが、翌日はベッドから降りるのも一苦労で、仕事なんて行けるレベルではありませんでした。

2日後は出勤しましたが、かなりゆっくりでないと歩けませんでした。
ということで、筋肉痛はフルマラソンの方がきつかったです。

高山病

富士山特有のキツさの原因として、高山病があります。

富士登山は2回目でしたが、1回目は高山病で頭痛がひどすぎて、二度と登らないと思った記憶があります。2度目のチャレンジとなった今回は、頭痛対策としてロキソニンを使用しましたので、あまり悩まされませんでした。

高山病対策は必須のようです。

ただ、筆者としては、高山病が大変だった1回目とフルマラソンを比較しても、フルマラソンの方がキツかったですね。

高山病は下りてしまえば改善しますが、筋肉や体力的な疲労はすぐには抜けませんので。
これは個人差が大きいと思いますが。

寒さ

意外と響いてくるのが寒さです。富士山の場合は、山頂付近だと夏場でも10℃以下になりますし、フルマラソンですと、冬場のレースは寒くなりがちです。

富士山の難しい所は、天候が良ければ、10℃以下の気温でも日差しで厚いということがあります。正直半袖でも大丈夫でした。しかし、天候が悪いと寒さ対策は必要です。(ご来光を見る場合は、夜中の出発になるため、防寒着も必要になってきそうです。)

その代わり、登山の途中で服を脱ぎ着出来るため、温度調整がしやすいので、防寒着さえ忘れなければあまり困りませんでした。

どちらかというと大変だったのがマラソン。

気温一桁のレースで、長袖の上に半袖というウェアで挑みましたが、晴れ間が見えた前半は丁度良かったものの、曇り空になってきた後半は寒すぎて、スタートまでの寒さ対策にと考えて持ってきたカッパを最後まで切ることとなりました。

温度調節が難しいという意味で、寒さ対策はフルマラソンの方が大変でした。

逆に、秋のレースであれば、暑さに苦しめられることもあるでしょう。

まとめ

という訳で、

どちらがキツいかは、高山病の程度によるが、体力・筋力的にはフルマラソンの方が圧倒的にキツイ

が筆者の結論となります。

高山病を制するかどうかが富士山登頂の鍵となりそうです。

高山病はある程度対策が出来ると思うので、準備が肝心ですね。
初フルマラソンの場合、翌日の筋肉痛は覚悟した方がよさそうです。

雑記
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