【熱海七湯めぐり】一人旅・途中下車にもオススメ!湯けむり漂う温泉街を散策

大湯間欠泉 伊豆地方

東京からほど近く、人気の温泉地となっている熱海温泉!

そんな熱海を歩いて観光するなら、ぜひやってほしいのが「熱海七湯めぐり」!

今回は、そんな熱海七湯めぐりの魅力と回り方についてご紹介します!

ポイント
・熱海駅や温泉街、ビーチからのアクセス良好
・温泉街を歩きながら散策できる
・大湯では迫力満点の間欠泉が見られる
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熱海七湯とは

熱海温泉の起源はおよそ1200年前まで遡ると言われ、江戸時代までには7つの源泉がありました。しかし、明治以降の源泉開発により、自然湧出の姿は失われてしまいました。

そこで、1997年から熱海七湯の再整備を行い、湯けむりの立ち上がる情緒豊かな当時の熱海温泉の再現を図りました。

現在の七湯は、当時の温泉施設を復元したモニュメントでありながらも、実際にお湯が沸いている場所もあり、歩きながら温泉町の情緒を楽しむにはもってこいの観光スポットです。

アクセス・筆者オススメの周り方

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熱海駅から徒歩10~15分程度、来宮神社、サンビーチから5~15分程度の場所に点在しており、温泉街の中にあることから、熱海観光のひとつとして楽しむことができます。

七湯それぞれの距離はさほど離れていませんが、熱海は坂が多いので、上手に回らないと必要以上に汗をかいてしまします。

そのため、上の地図の矢印のように、なるべくぐるっと一周で回るのがオススメです!

もちろん、大湯間欠泉を最後に見てから近くの日航亭で日帰り入浴するなど、旅のプランに合わせて回りましょう!

もし、7つ全部周る時間がない方は、迫力のある間欠泉を間近で見られる大湯間欠泉だけでも見に行かれることを強くオススメします

滞在時間・周辺観光

熱海駅を出発した場合、七湯めぐりだけをするのであれば40分~1時間程度の時間が必要です。当然ながら、その他の観光を含める場合はもっと時間がかかりますし、小沢湯で温泉卵を作ったりすればもう少し時間が必要でしょう。

温泉街の中を歩くことになるので、時間に余裕がある方は周辺の観光やグルメと組み合わせながら観光すると温泉の気分を最高に味わうことができます。

筆者おすすめの周辺スポットをのちほどご紹介します!

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1 野中の湯(のなかのゆ)

野中の湯

熱海駅から、来宮神社に続く大きな道沿いを歩くこと15分。中銀ライフケアの駐車場のすぐそばに、もくもくと湯けむりが立ち上る場所があります。

野中の湯の北側にある山を野中山といい、かつては、泥の中に湯がブクブクと噴き、杖で突くと湧き出したと言われています。

現在では、その湯けむりによって温泉らしさを演出する場所の一つとなっています。。

2 大湯間欠泉(おおゆかんけつせん)

野中の湯から西に進み、湯前(ゆぜん)神社と、日帰り温泉施設「日航亭・大湯」のすぐそばに、大湯間欠泉があります。

大湯は熱海で最も歴史が古く、1200年の歴史があると言われており、かつては徳川家康がその泉質に惚れこみ、わざわざ江戸まで運ばせたんだとか。

そんな大湯の源泉が噴き出す大湯間欠泉は、かつて、アメリカ・イエローストーン公園内オールドフェイスフル、アイスランド・グレートガイザーと並んで世界の三大間欠泉の一つに数えられていました。

一定間隔で大量の熱湯を噴き上げる自噴泉でしたが、関東大震災後は噴出が衰えたため、人工的に噴出するよう再整備され、熱海市指定文化財として保存されています。

大湯間欠泉

噴水のように高く舞い上がる間欠泉は迫力満点!

4分おきに噴出するため、噴出のタイミングを見計らわなくてもいいのがGoodポイントです!

七湯全てをめぐる時間がない方も、大湯間欠泉だけでも見るべきです!

初代在日英国公使オールコックが、2週間ほど滞在した際の滞在記念碑と、滞在時に噴出した熱湯に触れてこの世を去った愛犬トビーの墓碑が設置接地されています。

オールコックは、愛犬を弔う日本人の対応に心を動かされ、帰国後の著書「大君(たいぐん)の都」の中で、「日本人はまことに親切な国民である」と記したとされています。

ちなみに、大湯間欠泉のすぐ近くには歴史ある入浴施設「大湯・日航亭」があります。記事の後半で紹介しますが、オススメですので是非ご覧ください。

3 小沢の湯(こさわのゆ)・平左衛門の湯(へいざえもんのゆ)

大湯間欠泉から徒歩1分の場所にあります。

沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を「平左衛門の湯」と称していましたが、このあたりが小沢町であったため、小沢の湯とも呼ばれています。

こちらでは、高温の蒸気を利用してゆで卵を作ることができます。

近くのコンビニや、小沢の湯の反対側にあるお店で購入しましょう。固ゆでが好みなら10~15分。半熟ならもう少し短い時間でいいそうです。

温泉卵を自分で作り、温泉らしさを体験するのもいいですね。

(天候等により蒸気が少ない場合はゆで卵を作ることができないそうなので注意しましょう。)

4 風呂の湯・水の湯

風呂の湯

熱海銀座商店街から、清左衛門の湯方面に抜ける急な坂道の途中にあります。

風呂の湯は、現在の福島屋旅館の西側から湧き出ており湯気の噴き出しが盛んだったことから、饅頭を蒸したり、酒を温めたりして販売をしていたそう。

また、風呂の湯のすぐ隣に、塩分を含まない温度の低い湯が沸いており、水の湯と呼ばれていました。

5 清左衛門の湯(ぜいざえもんのゆ)

農民の清左衛門という人が馬に乗っていた際、この湯壷に落ちて亡くなったことから、その名が付きました。

人が「清左衛門ぬるし」と大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。

先ほどのオールコックの愛犬トビーの話もそうですが、ちょっと切ないエピソードが多いですね。それだけ熱いお湯が沸いていたということなのでしょう。
また、今こうして安全に観光できることに感謝しようと思います。

6 河原湯(かわらゆ)

熱海サンビーチからすぐ近く。観光客の車が行き交う国道沿いにあります。

熱海の海岸と言えば綺麗な砂浜を思い浮かべると思いますが、かつて、このあたりは石のごろごろした河原でした。

湯治客は大湯の源泉を主に利用し、ほかの源泉も限られた家のみが使用出来るお湯で、村民が利用できるのはこの河原湯だけだったそうです。

現在とは違う熱海の海岸を想像してみるのもいいですね!

余談ですが、熱海の海岸と言えば綺麗な砂浜をイメージする方も多いと思います。
そんな熱海サンビーチですが、昭和の終わりに完成した人工の砂浜なんですよ。

7 佐次郎の湯(さじろうのゆ)・目の湯

観光客で賑わう熱海銀座商店街の中、銀行の隣にひっそりとたたずんでいます。

かつて、佐治郎という者の邸内にあったことから『佐治郎の湯』といわれましたが、塩分が少なく、火傷や眼病の治療に効くとされたことから、「目の湯」とも呼ばれています。

一緒に行きたい観光スポット

日航亭・大湯

大湯間欠泉から徒歩1分!

熱海にいくつかある日帰り入浴施設の1つ。
明治33年に創業した旅館の施設をそのまま利用しており、日帰り入浴施設ながらも、老舗旅館の雰囲気を味わいながら家康を魅了した大湯に漬かることができる魅力的な場所です。

熱海プリンカフェ

日航亭でお湯に浸って温まったら、熱海のご当地スイーツ「熱海プリン」を食べてまったりしてみてはいかがでしょうか?

目の湯からすぐそばにあるこのカフェは、お風呂場を模した飲食スペースで熱海プリンを食べられる面白い場所。

濃厚なプリンと、ほろ苦いカラメルソースが絶妙にマッチし、お風呂上がりのまったりタイムにはもってこいです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

熱海の温泉街を歩きながら回ることのできる熱海七湯めぐり

ぜひ、歩きながら温泉街の気分に浸ってみてはいかがでしょうか。

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