【音無神社】頼朝ゆかりの『縁結び』パワースポット!at伊東温泉

伊豆地方

東京からのアクセスも良好で人気の温泉地「伊東温泉

伊東温泉には、頼朝ゆかりの縁結びスポット『音無神社』があります

今回は、そんな音無神社と、頼朝にまつわるちょっぴり切ないエピソードをご紹介します!

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基本情報・所要時間・滞在時間

音無神社は、静岡県伊東市の伊東大川(別名:松川)沿いにある小さな神社です。

かつて、源頼朝が伊豆に流された際、伊東に住んでいた時期がありました。その際に、伊東祐親の娘『八重姫』と密かに逢ったのが音無神社のある『おとなしの森』だとされていることから、縁結びスポットとして密かに人気なんだとか。

伊東の温泉街から松川遊歩道沿いに歩いておよそ10分。伊東駅からは20分ほどの場所にあり、温泉街のお散歩がてら参拝するといいでしょう。小さな神社ですので、5~10分程度の滞在時間が標準的かと思います。

ご利益は縁結びと安産?御祭神は?

御祭神:豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
ご利益:縁結び・安産・子育て

音無神社の御祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)です。

初代神武天皇の祖母に当たり、天皇家の直接のご先祖様にあたります。

豊玉姫は海の神様ですが、山の神の海幸彦(うみさちひこ)と結ばれたのですが、この話が浦島太郎と似ていることから、浦島太郎の乙姫だったという説があります。(諸説あり)

そんな豊玉姫ですが、縁結びのほか、お産が軽かったことから安産、子育ての神として知られていることから、音無神社は縁結び、安産、子育てなどのご利益があるとされています。

源頼朝と八重姫の切ないエピソード

源頼朝と八重姫が出逢った場所とされていますが、二人の間には切ないエピソードがあります。

平清盛と源義朝の争いである平治の乱。源氏はこの戦いに敗れ、当時13歳であった頼朝は伊豆の地に流されることになりました。

そんな頼朝の監視役であったのが、伊東の豪族であった伊東祐親(すけちか)。祐親の娘の一人であった八重姫は、伊豆でも美女として評判の娘だったそうな。

一方、平家物語によると今でいう『イケメン』であった頼朝は、祐親が仕事で京都に行っていて不在となったときに、八重姫と恋に落ちました。その場所が現在の音無神社のある場所だったそうです。

二人の間には千鶴丸という子どもも授かりましたが、京都から帰ってきた祐親は大激怒。二人は引き裂かれることになります。

八重姫は江間小四郎という別の男のところに嫁がされ、頼朝は命からがら走湯後権(現:伊豆山神社)に逃れたそうな。

その後、伊豆山神社の地で頼朝は北条政子と出会ったのですが、ここでその話をしちゃうとロマンがなくなるのでナイショにしておきますね。
頼朝と政子の出逢いが気になる方はこちらの記事へどうぞ
【縁結び】デート・女子旅に最適!頼朝と政子が出逢った伊豆山神社!

松川遊歩道を歩いて音無神社へ

温泉街や東海館からおよそ10分程度の場所に位置しており、伊東大川沿いの松川遊歩道を歩いて行くといいでしょう。川のせせらぎに耳を傾け、温泉情緒を感じながら歩くとあっという間です。

音無神社

音無神社に到着しました。神社にも八重姫ゆかりの地と書かれています。

何やら、穴の開いたひしゃくが置いてあるではありませんか。
どうやら、これは「穴を通りやすい=安産」という解釈から、安産を祈願する人が穴の開いたひしゃくを奉納したことによるそうです。

指定文化財である、推定樹齢1,000年のタブの木もたたずんでいます。
まだこの木が小さかったころ、頼朝と八重姫のことを見守っていたのでしょうか。

夜には竹あかりに囲まれた素敵な場所に

この音無神社ですが、夜になると松川遊歩道の竹あかりの一環として、綺麗に彩られます。

温泉街から音無神社までの一帯がライトアップされ、夜の温泉散歩を楽しむことができます。
温泉情緒を肌で感じられるのが魅力的ですので、泊まりで来られる方はぜひ夜にも訪れることをオススメします。

まとめ

いかがでしたか。

音無神社はちょっぴり切ない縁結びスポットです。

伊東温泉に来た際には、当時の二人に思いを寄せながらお参りしてはいかがでしょうか。

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