久能山東照宮へのアクセスは、山側にある日本平からロープウェイで行く方法と、海側から石段(階段)を登る方法の2種類があります。
石段からのアクセスは、高低差200メートルを、なんと1159段の階段を登ることになります。
そんな階段を登るのはきついのか?という疑問を解決するため、実際に筆者が登ってみましたので、ぜひその様子をご覧ください。
なかなか大変でしたが、子どもの方など様々な年代の方ももいらっしゃったので、健康な方であればゆっくりなら誰でも登れるでしょう。
オーシャンブルーの太平洋も眺められますし、昔からの参道を歩くのはありがたみを感じました。
久能山東照宮とアクセス
久能山東照宮は、徳川家康公を御祭神としてまつった全国に複数ある東照宮の一つ。
東照宮と言えば日光東照宮を思い浮かべる方も多いと思いますが、徳川家康の御遺骸を埋葬しているのは久能山東照宮なんです。
日光東照宮より19年前に建造された久能山東照宮は、桃山時代の技法も取り入れた江戸時代初期を象徴する建物として、2010年に国宝に指定されています。
そんな東照宮へのアクセスは、ロープウェイと石段を登る方法の2種類ありますが、石段を登るルートが正式な表参道とされています(昔はロープウェイがないので当然ですが)。
そのたため、東照宮にお勤めの神職の方は、毎日階段を登って出勤されているそうです。(ちなみに、ロープウェイでのアナウンスによると、東照宮にお勤めの神職の方は、だいたい7~8分くらいで登ってしまうそうです。私は神職にはなれなさそうです。)
石段までのアクセス
国道150号線にある久能山下交差点です。ここを北に曲がると駐車場があるゾーンです。このあたりは、いちご狩りスポットとしても有名で、春には観光客で賑わいます。
交差点を曲がると、民営の駐車場がいくつかあります。1回500円くらいの値段設定の駐車場が多いようです。食事の利用などで無料になる駐車場もあります。この写真の先を右折したあたりにも駐車場があります。
富久屋というお店で腹ごしらえ。かき揚げ丼(1,100円)をいただきました。なかなかボリューミーでした。
桜えびのかき揚げが名物で、他にもかき揚げそばなどがあります。
隣にはいちごのお店「かどや」。いちごソフトクリームやいちごジュースなど、まさに苺づくしのお店。いちごのホットケーキをが気になったのですが、先ほどのかき揚げ丼が思いのほかボリューミーだったため断念しました。
久能山東照宮周辺の食事はこちら!1159段の石段を登り参拝
石鳥居
石鳥居をくぐると表参道の始まりです。ロープウェイを利用する人ばかりかと思いきや、意外と階段を登って参拝される方が多いようです。体感的にはロープウェイ利用者より多い気がしました。
海がとても美しかったため、少しだけ登ったところから写真撮影。ジオラマモードで撮ったのですが、美しい海は絵になります。
高低差200メートルの急斜面を最短距離で登るのは難しいのか、本殿までの1159段を登る間に、17曲がりあります。そのため、つづら折りの階段が続きます。
昔の人は、「いちいちごくろうさん」と洒落を言いながら登ったのだとか。
休憩用?のイスがあります。ここまでくるとおよそ半分です。きつい方は一休みしてから息を整えましょう。
次第に景色が開けてきて、眼下にはオーシャンブルーが広がるようになります。ここまで登ってきた疲れも一気に吹き飛びました。ここまで登ればもうひと頑張りです。
登れば登るほど景色が綺麗になるので、疲れも吹き飛びます。
皆さんが登るときも晴れているといいですね。
一ノ門
階段を登りきったところにあります。登り切ったと言っても、あと少しだけ歩きますので御辛抱を。
一ノ門を超えた先からの景色です。こんなに綺麗な景色を見られるのは、ここまで頑張って階段を登った人の特権です!
歩き始めて20分弱。ようやく久能山東照宮のチケット売り場が見えてきました。本殿まではあと100段ほどありますが、気持ち的には登り切ったと思っていいでしょう。
登り切ったところに自動販売機があるのが嬉しいです。
きっと売れ行きも良いことでしょう(笑)
1159段の階段は本殿まで続きますが、続きは別の記事でご紹介します。
まとめ
今回、鳥居をくぐってからチケット売り場まで20分ほどかかりました。体力に自信がない方は30分ほど見ておきましょう。
決して楽ではありませんが、小さい子供やご家族の方も問題なく歩いていましたし、体力に自信がなくてもゆっくりなら登れるでしょう。
また、海が一望できる場所も多くあるので、急がず、景色を見ながらゆっくり登るのがオススメです。ロープウェイでは味わえない体験をしてみてはいかがでしょうか。