みなさんこんにちは!
静岡県で登山といえば、富士山や南アルプスが思い浮かぶことでしょう!
しかし、初めて登山やハイキングを考える人にはハードルが高すいですよね?
そこで、今回は初心者でも気軽に楽しめるハイキングコースのある、薩埵峠を紹介したいと思います!
薩埵峠のポイント
・高低差が少なく登りやすい
・コースの大半が舗装路で気軽に登れる
・景観が綺麗(展望台まで通行止めにつき注意)
薩埵峠とは??

薩埵峠は、由比宿と興津宿の間に位置する峠です!
かつては、その急峻な地形から東の箱根峠越え、西の鈴鹿峠越えと並ぶ交通の難所でした。
その一方で、富士山や駿河湾を一望できる景観は多くの人を魅了し、歌川広重の東海道五十三次にも描かれるほどでした。
この薩埵峠から撮影された写真や、描かれた絵を見たことがあるという方も多いことでしょう。
ハイキングコース・難易度について

※筆者は結構早足で進んだので、2時間かかりませんでした。
ゆっくり景色を見ながら進むと2~3時間程度かなと思います。
距離:7.5km
所要時間:2~3時間
高低差:約110m(獲得標高240m 迂回路は2度登るため、実質240m登る)
薩埵峠ハイキングコースは、興津駅と由比駅を結ぶコース。
基本的には旧東海道沿いのコースであり、昔の人たちが通ってきた道を通ることとなります。
高低差が少なく、コースの大半が舗装路(未舗装のトレイル区間は1km弱くらい)ということもあり、初心者でも楽しめるコースとなっています。
通行止めと迂回路について

2023年6月現在、薩埵峠の展望台へのコースは土砂災害により通行止めとなっています。
そのため、本記事では迂回路を通るコースを紹介しています。
コースの最新情報は、静岡市ホームページでご確認ください。
↓クリックすると静岡市ホームページに遷移します。
https://www.city.shizuoka.lg.jp/601_000129.html
(通行情報)
https://www.city.shizuoka.lg.jp/972_000360.html
(薩埵峠ハイキングコースの一部通行止め及び迂回路の設定について)
アクセス
薩埵峠ハイキングは、興津駅か由比駅を起点とするのがメジャーです。
鉄道利用の方は、静岡方面からだと10分に1本、富士方面からだと20分に1本程度の電車が走っており、アクセス良好です。
車利用の方は、興津駅周辺にいくつかコインパーキングがあるので、こちらをを利用するといいでしょう。
往復ハイキングもいいですが、片道だけの方は、興津駅から由比駅に進むコースがオススメ!
富士山や駿河湾を見ながらハイキングを楽しむことができますし、
ハイキング後に由比でサクラエビを食べるようなプランを立てることもできます!
装備・服装は?登山靴は必要?

要点
・本格的な服装は不要だが、速乾性の衣類がベター
・トレッキングシューズだと安心だが、運動靴でも可
・日焼け対策・虫対策は適度に
先ほどもお伝えしたように、コースの大半が舗装路であり、トレイル(未舗装)区間も階段が多いため、本格的な登山と言った感じはありません。
とはいえ、トレイル区間は、普通の舗装路と比較すれば捻挫や転倒のリスクがあるので、トレッキングシューズがあるとベターです。
ない場合はスニーカーでも問題なく歩けると思いますが、きちん捻挫対策をしたうえ、自己責任でお願いします。
(スニーカーは、キャンバス生地のお洒落スニーカーのようなものではなく、スポーツ向けの運動靴と言った感じの靴が無難でしょう。ニューバランスくらいなら大丈夫だとは思いますが。)
また、夏場は汗をかきますので、登山用でなくても構いませんので、速乾性の服装がいいと思います。
また、トレイル区間は短いですが、蚊などの虫がいますので、虫対策もあるといいですね。
興津駅からスタート


いよいよスタートです!
興津駅からのスタートだと富士山を見ながら進めるのでオススメです!
特に、車で来る方はコインパーキングの多い興津駅がいいでしょう。
駅のトイレは改札内ですので、心配な方は事前にトイレは済ませておくと安心です!

駅のすぐ南の信号を左折し、国道1号線(旧道)を東に進みます。

1kmほど歩くとローソンのある国道52号線との交差点に辿り着きますので、ここを直進します。
ここから先はコンビニ等がありませんので、買い忘れたものがあればこちらで購入しましょう。

案内板に添って斜め左の道へ

橋を渡ったら左折し、JRの高架をくくる

ここからのコースはいくつかありますが、
一番人気のコースは、参勤交代で有名な大名たちが通った道である「上道」です。
このブログでは、「上道」でのアクセスルートを紹介します!
最短距離で進みたい人は、中道を通るといいでしょう。

しばらく進むと看板が出てきますので、右折します。
この後も、曲がるところには必ず看板がありますので、迷うことなく進めます。
墓地に到着 トイレ休憩はここで済ませましょう

興津駅から3.2km(40~50分)歩くと、墓地と駐車場にたどり着きます!
ここで舗装路は終わりで、トレイル区間に入っていきます。
ここから先にはトイレはありませんので、不安な方はこちらで済ませてください。

東屋があり、疲れた方は小休憩できます。
墓地を過ぎると本格的なトレイルへ

墓地の中を通り抜けると、いよいよ本格的なトレイルへと入っていきます。
ようやくハイキングっぽくなっていきましたね。
トレイルと言っても、傾斜のあるところは階段が設置されてますので、初心者でも危なくなく登ることができます。

歩くこと数分、
階段を登り終えると、薩埵峠の標柱があります。

ここからの景色も絶景ポイントとなっていますので、記念撮影をするならここがオススメです。
通行止めのため、迂回路へ

墓地から10~15分、距離にして500mほど進むと、通行止めの案内がありました。
残念ながら展望台まではいけません。
左手の細い道が迂回路となっておりますので、コチラに進みます。

細い階段を下ります。
せっかく登ったのに下らなくてはいけないのはちょっと残念ですね。

大きい道に合流するので、高速道路の上を通り、右の道へと進みます。

今度は舗装路を登ります。
下ったあと登るのは精神的につらいですが、あと少しですので頑張りましょう!

交差点を右折するとすぐに薩埵峠駐車場があります。
由比方面は直進です。
薩埵峠駐車場

興津駅から1時間~1時間半ほど歩くと、薩埵峠の駐車場に到着です。
ここから歩いて3分のところに展望台があるのですが、残念ながらこちら側からも通行不可となっています。
駐車場からも景色は楽しめますので、すこしこちらでゆっくりするといいでしょう。
トイレもあります。
展望台まで行けないのは残念ですが、先ほどの交差点まで戻り、由比駅方面に進みたいと思います。
↓
展望台までの道が通行止めになる前に車で訪れた際の記事はこちら!
薩埵峠から由比駅を目指す

柑橘類の畑の間を通り抜けます。

20分ほど歩くと、大きい道に出ますので、左に進みます。

ここからは、旧東海道の町並みを見ながら進みます。

さらに20分ほど歩くと歩道橋が現れますので、歩道橋を渡り、左手に進みます。
ゴールの由比駅はすぐそこです。
由比駅

2時間少々歩き、由比駅に到着しました。
高低差も少なかったので、適度な疲労感です。
少し足を延ばして桜エビを食べる

由比といえば桜エビということで、由比駅から2kmほど歩いて、桜エビの天ぷらのお蕎麦が食べられる「由のや」へ!
2時間歩いた後で20分歩くのは大変でしたが、疲れた体に染みわたります!
ハイキングの最後に桜エビ料理を食べてみてはいかがでしょうか?
朝ゆっくり出発すれば、ちょうどお昼ごろに由比周辺に到着するため、オススメです。
ただし、由比駅周辺には桜エビ料理屋が少なく、由比駅から少し歩くこととなるため要注意!
事前にお店の候補を調べておくといいでしょう。
また休日の昼食時には混雑するお店も多いので、ピークを避けたり、予約をするなどするといいでしょう。
感想
登山は何度かしたことがある筆者ですが、
高低差も少なく歩きやすかったため、難なく楽しむことができました。
初心者が手始めにハイキングするのにもオススメできます。
展望台が通行止めとなっているのが残念ですが、富士山を見れる場所や写真撮影スポットもありますので、楽しむことができるでしょう!
ぜひ薩埵峠ハイキングをしてみてはいかがでしょうか?