東京からほど近く、人気の温泉地となっている熱海温泉!
そんな熱海温泉には、歴史ある老舗旅館のロマンを味わえる日帰り入浴施設があるんです!
今回は、そんな「日航亭・大湯」をリポートしたいと思います。
・老舗旅館の雰囲気を味わえる日帰り温泉施設
・露天風呂でまったりすることができる
・広い無料休憩室や、有料個室もあり
・熱海の観光地から近く、街歩きとセットで楽しめる
大湯について
1200年もの歴史があると言われている熱海温泉。
その起源となったのが湯前神社の前にある「大湯」とされ、
徳川家康も入力したことから、「出世の湯」とも呼ばれています。
家康はこの湯をたいへん気に入り、わざわざ江戸まで取り寄せたこともあるんだとか。
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日航亭の歴史・由来・JALとの関連は?
明治33年、松山の道後温泉本館をモデルにして温泉旅館として建造さたとされ、熱海では「起雲閣」と並ぶ歴史的な建造物となっています。
そして、気になるのが「日航亭」という名前!
日航亭というからには、日本航空(JAL)と関係がある気がしますよね?
実は、創業以来温泉旅館として利用されてきたのですが、昭和29年に日本航空(JAL)が買収し、JALの保養所として利用していたことから、「日航亭」との名がつけられました。
現在は、宿泊施設としての役目を終えましたが、老舗旅館のレトロな雰囲気は健在で、むしろ日帰り入浴で利用できるなんてお得!
一度は訪れてほしい入浴施設の一つです。
基本情報
営業時間・料金
営業時間 | 9:00~20:00(最終受付19:00) |
定休日 | 火曜(祝日の場合は翌日休) |
料金 | おとな(中学生以上)1,000円、こども500円 (販売タオル100円、レンタルタオル50円) |
個室休憩室 | 2時間2,000円(5名まで)※その他無料休憩室あり |
住所 | 静岡県熱海市上宿町5-26 |
電話 | 0557-83-6021 |
アクセス
熱海駅から徒歩12分に位置する日航亭。
来宮(きのみや)神社鳥居から徒歩5分。熱海七湯の一つ大湯間欠泉から徒歩1分、湯前(ゆぜん)神社の目の前と、熱海観光の一つとして楽しめる立地条件となっています。
お車でお越しの方は、大湯神社の手前にある専用駐車場を利用しましょう。
湯前神社の手前の道路は一方通行となっているため、お帰りの際はお気を付けください。
また、他にも色んな場所を観光したいよという方は、
熱海駅前やサンビーチ、熱海銀座付近の駐車場に駐車するとよいでしょう。
泉質・浴室
大湯の泉質は、pH8.07の「ナトリウム・カリウム-塩化物泉」
日本では単純温泉に次いで数の多い一般的な泉質で、
クセがなくて肌にも優しく、誰でも入りやすい温泉となっています。
また、源泉の温度は94.5℃と、かなり高温。そりゃすぐそばに間欠泉があるんですから、当然と言えば当然。
このアツアツのお湯を薄めることなく、源泉かけ流しで入浴することができます。
その代わり、浴室内のお湯も少し熱めですので、のぼせないように気を付けましょう。
熱めのお湯で温まったら、休憩室でゆっくりアイスを食べながら温まった体を落ち着かせるのもいいですね!
また、日航亭自慢の広い露天風呂が魅力の一つです。
こちらは日替わりのため、露天風呂を目当てにする場合、事前に確認するとよいでしょう。
観光のポイント・コインロッカー・タオル
来宮神社や大湯間欠泉、熱海七湯めぐりなど、熱海の観光スポットからも近いことから、これらとセットで観光すると、効率よく回れるでしょう。
街歩きで軽く汗をかいた後、汗を流しに行くのもいいですね!
また、レンタルタオルが50円とリーズナブルなので、タオルを持っていく必要がないのもありがたいポイント。
また、コインロッカーに荷物を預けることができるので、泊まりの方も安心です。
実際に行ってみた
入口・受付
大湯間欠泉から北に50メートルほど進み、湯前神社を過ぎると左手に日航亭の入口が見えました。手前には大きな看板もあり、非常にわかりやすい。
昔ながらの温泉をイメージさせる外観は、明治時代から続く老舗であることを感じさせられます。
また、ホテルや旅館の日帰り入浴は入るのが緊張する方もいらっしゃると思いますが、その点こちらは日帰り専用ですので安心です。
入口左手の下駄箱に靴を入れてスリッパを履き、受付へと向かいます。
こちらで、料金を支払い、タオルも同時にレンタルしました。
また、コインロッカー(100円。お金は戻りません)もあり、荷物が多い方でも安心です。(脱衣所にも同額のコインロッカーがありますので、貴重品はそちらに入れましょう。)
内装・脱衣所
レトロな雰囲気のある通路を抜けて外に出ると脱衣所の入口があります。
旅館のレトロな雰囲気を味わえます。
この日は、手前が男湯、奥が女湯でした。自慢の広い露天風呂は奥の方になります。
のれんをくぐり、脱衣所に入ります。脱衣所には、アメニティーは充実していないものの、コインロッカー(有料)やドライヤー、体重計が完備されていました。
温泉
画像引用:熱海市観光協会
日航亭名物の広い露天風呂は、20名くらいが入れる広さとなっています。
老舗の雰囲気を味わいながら、広々とくつろぐことができます。
画像引用:公式サイト
こちらは、もう片方の露天風呂です。手前半分が内湯、奥が露天となっています。
広さこそありませんが、老舗の雰囲気は健在。
ひっそりとした雰囲気の中、温泉に入ることができます。
画像引用:公式サイト
男湯、女湯、それぞれ露天風呂と内湯の2つの浴槽があります。
休憩室
熱いお湯で体を温めたら、休憩所でゆっくり体を冷ますのがオススメ!
無料の休憩室は、和の雰囲気を感じながらくつろぐことができます。受付で販売しているアイスクリームを食べたり、自動販売機で飲み物を購入したりしてゆっくり時間をすごすといいでしょう。
マッサージチェアーや、お庭の景色を見られるスペースもあります。
入浴料は1,000円ですが、この休憩室を無料で利用できるのはお得ですね。
また、無料の休憩室のほか、有料の個室があります。
(2時間2,000円。5名まで)
個室は、かつての客室を利用したもので、老舗旅館の和の雰囲気を味わいながらくつろぐことができます。また、周りを気にせずに会話などもできるため、グループ旅行に最適でしょう。
やさしいあいすくりーむ
受付で、300円(税込)で購入することができるアイスクリームをいただきました。
山梨県甲斐市のオーガニックファームで作られた黒富士たまごと、ご当地の丹那牛乳をふんだんに使用したアイスクリーム。
その名も「やさしいあいすくりーむ」
そのお味ですが、濃厚な卵の風味が口の中に広がる、名前のとおり「やさしい」お味。
バニラとの相性も絶妙で、お風呂上りのまったりした時間に最高の逸品です。
まとめ
レトロな雰囲気を感じながらゆったりできる日航亭・大湯。
派手さはないものの、老舗旅館の雰囲気に漬かりながら、日々の忙しさから解放されてみてはいかがでしょうか。
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