冬になると流氷観光で賑わうオホーツク海!
そんな壮大な流氷を車窓から眺めることができる観光列車があることを知っていますか?
その名も、流氷物語号!
今回は、流氷物語号の魅力をお伝えします!
鉄道マニアなので、前日の夜は寝られませんでした(笑)
まるで別世界のような景色は圧巻で、鉄道マニアでなくても楽しめること間違いないです!
ぜひ最後まで読んでくださいね。
・車窓から流氷を眺められる
・絶景の無人駅を堪能できる
・指定席なし、予約不可なのがネック
流氷物語号について
流氷物語号の運転区間である、網走―知床斜里間には、かつて「流氷ノロッコ号」という観光列車が運行されていました。
重厚感のあるディーゼル機関車によって運行されたこの列車は大変人気がありましたが、機関車の老朽化により、2016年2月をもって惜しまれながら引退となりました。
2017年からこの流氷ノロッコ号の跡を継ぎ、私たちを流氷の旅へと連れて行ってくれるのが流氷物語号です。
普通列車をラッピングして運行するため、かつての流氷ノロッコ号のような重厚感はありませんが、観光ボランティアによる案内や、途中駅で流氷を見るために長時間停車するなど、流氷ノロッコ号に負けず劣らずの魅力的な列車となっています
網走駅発と知床斜里駅発が、それぞれ2本の列車が網走駅と知床斜里駅の間を運行。1時間弱の流氷の旅へと連れて行ってくれます。
本当は、流氷ノロッコ号に乗ってみたかったのでちょっと残念です。
でも、流氷物語号の旅も楽しいものでした!
運転日・時刻表・料金
2020年は2月1日〜3月1日に運転されました。
網走と知床斜里駅を1日2往復しますので、予定に合わせて好きな列車に乗車しましょう!
もちろん往復乗車しててもOKです!
網走駅 | 北浜駅 | 浜小清水駅 | 知床斜里駅 | ||||
流氷物語1号 | 9:45 | → | 10:10★ | → | 10:21 | → | 10:40 |
流氷物語2号 | 12:30 | ← | 12:16 | ← | 11:07★ | ← | 11:30 |
流氷物語3号 | 12:45 | → | 13:08★ | → | 13:17 | → | 13:55 |
流氷物語4号 | 14:46 | ← | 14:34 | ← | 14:24★ | ← | 13:48 |
料金:大人970円(乗車券のみで乗車可能、小人半額)
指定席はない!混雑・予約・座席について
流氷物語号に乗車する際に注意すべき点は、混雑する列車であるにもかかわらず、全車自由席であること。もちろん予約はできません。
特に、筆者が乗車した9:45発の流氷物語1号は、おそらく最も混雑する列車。
休日であれば、出発前には満席となります。
およそ30分前から改札開始となりましたが、改札開始前から、流氷物語号に乗車するお客さんが改札に並んでいました。
流氷が見れるのは進行方向右側(網走駅から乗車する場合は、改札のある側)となりますので、座席から流氷を眺めたい方は、早めに駅に行かれることをおススメします。
(途中駅での長時間停車もあるので、窓側でなくても楽しむことはできます。)
休日だったこともあり、改札前から何人か並んでいました。
もうちょっと遅く来ても窓側は確保できると思いますが、
出発ギリギリだと窓側の確保は難しいかもしれません。
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網走駅
今回の旅の出発点となる網走駅は、流氷観光の玄関口。
鉄道で流氷観光をする場合は網走駅で下車し、バスや徒歩・タクシーで流氷砕氷船乗り場にいくことになります。
流氷物語号(写真左)に乗り込みます。
使用されている車両はキハ54という形式の車両。夏場は、普通の定期列車として運用されています。(写真右側が同じ形式の車両です。)
流氷シーズンになると、ラッピングによるイメージチェンジを施して、流氷物語号として運用されます。
出発直前には満席となりました。外観のラッピングだけでなく、座席にもクリオネの施しがされているのが良いですね。
座席から流氷を眺めるなら、進行方向左側(海側)が絶対オススメ。網走駅から乗車するなら、改札側の座席が海側となりますので、ぜひ座席を確保したいところ。
車窓からオホーツク海を一望
網走駅を出発して5分ほど。トンネルを抜けて少しすると、進行方向左側にはオホーツク海が広がります。網走港には、網走の産業を支える漁船が列をなしていました。
撮影日は、海岸沿いまで流氷が押し寄せていました。この列車は車窓から流氷を堪能できるスポットが数多くあります。
オホーツクの美しい景色に魅了された乗客たちは、一眼レフカメラからスマホのカメラまで、様々なカメラを窓に向けていました。
北浜駅に停車
網走駅を出発して15分で、流氷に一番近い駅と言われている北浜駅に到着。記念撮影をしたり、展望台から流氷を眺めるために、10分間停車します。(知床斜里駅発の列車は、浜小清水駅で10分間停車)
敷地内には、オホーツク海を一望できる展望台があります。この写真と、次の写真は展望台から撮影した写真です。
流氷に一番近い駅であると言われる所以がよくわかります。
北浜駅の北西側を望みます。雪で白く染まった大地と流氷の押し寄せるオホーツク海は、まるで陸と海が一続きかのよう。観光客で賑わう網走で見る流氷とは違い、静かで、どこか寂しい不思議な感覚にさせてくれます。
北浜駅は無人駅ですが、駅舎を利用した喫茶店「停車場(ていしゃば)」を併設しており、ランチや軽食を楽しむことができます。
終点まで乗車してもいいですが、この駅で降りて、冷えた体を温めてみてはいかがでしょうか。
停車場公式サイト:https://suzuki-syusaku.com/teishaba/index.html
まとめ
いかがでしたか?
鉄道から流氷観光をエンジョイできる流氷物語号は、
鉄道マニアでなくても楽しめること間違いなしです!