【薩埵峠】広重を魅了した東海道の勝景!車でのアクセス・駐車場も~由比の展望スポット~

薩埵峠と富士山と駿河湾 静岡県中部

みなさんは薩埵峠(さった峠)をご存じでしょうか?

かつては、東海道の難所として知られ、歌川広重の東海道五十三次にも描かれているその場所は、富士山や駿河湾を一望できる人気の展望スポットです。

今回は、車でのアクセスと薩埵峠からの眺望を紹介します。

ポイント

・富士山と駿河湾を一望できる展望スポット
・国道1号線から車で10分とアクセスしやすい
・駐車場から徒歩3分で、体力に自信がなくても大丈夫

 
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薩埵峠

薩埵峠は、日本橋から続く東海道の道中にあり、江戸時代などは多くの人が行き交いました。

この峠は、由比宿と興津宿の間に位置し、その急峻な地形から東の箱根峠越え、西の鈴鹿峠越えと並ぶ交通の難所でした。

現在でも、東海道本線、国道1号線、東名高速道路の3つが薩埵峠のふもとに密集しており、災害時などにはこの交通が同時に遮断されることがあり、今でも交通の難所であることに変わりはないようです。

薩埵峠からは、高いところから富士山、駿河湾、高速道路などを同時に見下ろすことができ、人気の高い展望・撮影スポットとなっています。

また、台風になると薩埵峠のライブカメラからの映像がたびたびニュースに出てくるので、行ったことはなくても「どこかで見たことがある」と思う方は多いでしょう。

注意!
薩埵峠展望台までの区間は、2023年6月現在、通行止めとなっています。
最新の情報は、静岡市ホームページでご確認ください。
https://www.city.shizuoka.lg.jp/601_000129.html
(新しいタブで静岡市ホームページを開きます。)

↓↓通行止めの迂回路を通ってハイキングに行ったときの記事はコチラになります!
ぜひご覧ください!↓↓

車でのアクセス

薩埵峠アクセスマップ車

由比と興津を結ぶハイキングコースの途中にある薩埵峠ですが、峠から徒歩3分の場所に駐車場があり、車でアクセスすることができます。

  • 国道1号線の興津インターを降りて国道52号線を北進
  • 東名高速道路の少し手前にある「八木間元」という信号のある交差点を右折
  • 興津川を渡り終えた先の交差点を左折
  • 東名高速道路を超えて2つ目の小さい道を右折(右手に小さい看板あり)
  • 細い道を5分ほど進む
  • 坂を上り切って景色が開けてくると右に道があるので右折。すぐに駐車場

途中の幅が狭い道では、対向車とのすれ違いに苦労する箇所もあるので、運転が苦手な人は注意が必要です。(少し下がらないとすれ違えない場所もいくつかあります。)

筆者がアクセスしたときは休日でしたが、3~4台の車とすれ違いました。

なお、このルートは興津側からのアクセスです。

由比側からのアクセスも物理的には可能と思われますが、幅がかなり狭く、ガードレールがない場所もあります。こちらは避けた方が良いでしょう。

駐車場へ向かう

薩埵峠までの狭い道
薩埵峠までの狭い道

実際に車で行ってみるべく、進路を進めます。
東名高速を超えて、案内板に従って右折。しばらくは民家の間を通ることになります。

少し進むと、山の中に入ります。

駐車場

5分ほど進み、坂を上り切ったところに右に曲がる道があるので、右折するとすぐ駐車場があります。

写真の左側にも駐車スペース狩り、8台程度駐車できます。

ハイキングコース

薩埵峠案内板

ここから薩埵峠までは、3分ほどハイキングコースを歩きます

このハイキングコースは、由比駅と興津駅を結ぶハイキングコースで、公式には由比駅から薩埵峠まで50分。興津駅から薩埵峠までも50分と案内されています。

薩埵峠まで歩道

ハイキングコースを進みます。3分ほどなので、ヒールなどの歩きにくい靴でも歩けなくはないです。ただし、当然未舗装なので、雨が降ったあとは歩きやすい靴を履いてくるのがベターです。

展望台

3分ほど歩いて到着しました。ハイキングコースの目の前に展望台があり、道を間違える心配はありません。この距離であれば体力に自信のない方でも問題なく到着できるでしょう。

薩埵峠と富士山と駿河湾

見てください!

残念ながら富士山はてっぺんしか顔を出してくれませんでしたが、綺麗なオーシャンブルーの駿河湾が広がっています。

こちらは、清水港から出航したと思われる貨物船です。

絶景に息をのむだけでなく、行き交う車や船の動きを見ながら、ゆっくり時の流れを楽しむのもおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

多少運転に気を遣うものの、車でもアクセスしやすく、駐車場から徒歩3分という好立地で富士山と駿河湾を眺められる素晴らしい場所です。

国道1号線を降りて10分とアクセスしやすいので、旅行中の移動で少し立ち寄ってみてはいかがでしょうか

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